神代植物公園にて

バラ栽培に悩んでいる方に
本当のバラの育て方を
もっと知ってもらいたい。
バラをたくさんの方に手に取って、育ててもらいたい。
ばらってこんなに花が咲くの!
栽培ってこうするんだ!
魅力をたくさん教えたい。


改めて、そんな思いを痛感した日でした。







5月19日(土)に


東京の神代植物公園に行ってきました。


「こうするから枯れる。やってはいけないバラ栽培」の


バラ講演会です。



昭和36年から今に至る


歴史ある神代植物公園での講演です。


大変名誉なことです。


少し早めに神代植物公園に伺い


園内を見させてもらいました。


やはり、バラをはじめ他の灌木、樹木類


どれも、大変素晴らしく、歴史を感じました。






13時30分から始まった講演会ですが、


定員50名の教室の中に


なんと100名近い方が受講してくださり、


それでも、


申し込みが殺到し、


急遽、園内アナウンスで


申し込みを締め切りましたとお知らせするほど、


凄まじい数の受講者の方々の中、


講演会は、はじまりました。










冒頭のあいさつで、


私のバラ講習会は、

〇私は、ばらの評論家ではない。

〇一般的な、バラ講習会とはちょっと違うということ。

〇1,100品種　6000株のばらを日々育てていく中で、身に付けたバラ栽培。
それを、わかりやすく、かみ砕いて、皆さんにお伝えする。

〇つまり、私のバラ栽培は実績と根拠に裏付けされていること。

〇だから、自信をもってお話しできるし、ぜひお家に帰ってすぐ実践してもらいたい。

と説明させていただきました。

















13時30分から始まった講演会は、


予定では15時30分まででしたが、


皆さんの質問、疑問に答えているうちに


時間をオーバーし


16時30分に無事終了となりました。


皆さんの真剣な眼差しと


なんとかバラを元気に育てていきたいという


思いが、ヒシヒシと伝わってきました。











これは、いつも思うことなのですが、


バラを育てている皆さんと


私たちバラ栽培のプロとの


技術、知識の方向性が


あまりにも違いすぎると感じます。



これは、決してバラを育てている、皆さんが悪いわけではありません。


皆さんは、


今回の講演会もそうですが、


正しい技術を求めております。


なんとか咲かせたいと、切に願っています。





しかしながら


現実は、


私の経験から言わせれば


どう考えても、それをしてたらバラ弱るだろう。


というような情報しか出回っていないということです。






つまり、


皆さんは、その情報を信じて実践しているだけなのです。


だから、バラはどんどん弱っていきます。



1つのバラを


10年、20年育て上げ、初めてそのバラの


クセ、育て方、枝ぶりなど様々なことが見えてきます。



そういった実務経験をしっかりと積んでいれば


的外れな情報は発信しないはずです。


逆に言うと


そういった経験を積みかさねている方が皆無だからこそ


無責任な栽培情報が


発信され続けているのだと思います。


机上の上ではばらは育ちません。







何度も言いますが、


わっ。バラだ!! と身構える必要はないです。


特別なことはしなくて良いです。


あれやこれや、なんでも与えてはいけません。


バラも、普通の植物です。


大切なのは、


剪定鋏を手に取り


目をかけてあげることが大切です。





おい。山本。どうして、お前はそう言い切れるのか?

さっきから、偉そうに!!


とお思いの方もいることでしょう。




しかし、私は言い切れます。


そのやり方で、その方法で


バガテル公園の1,100品種　 6,000株のバラを


ご来園されるお客様の厳しい視線の中


咲かせ続けているのですから。







今回ご参加してくださった方、


貴重なお時間をいただき


本当にありがとうございました。


また、定員を予想以上に上回ったため


参加できなかった方。


ごめんなさい。


また、何かの機会にバラについて


皆さんとお話しできればいいなと思っております。


そして、神代植物公園のスタッフの皆様


ご配慮ありがとうございました。


今回お世話になった皆様。

ぜひ、バガテル公園にもお越しください!

お待ち申し上げております。